言語と視覚で実験?!ストループ効果(心理言語学)

いよいよ言語を使ったこのブログの初の実験です!まず、次の動画の通りにやってください。



どうでしたか。この実験は「ストループテスト」と呼び、心理言語学の研究に頻繫に出てきます。この実験で何が分かるかというと、文字の意味と文字の色を同時に見ると、この二つの情報が干渉されるということです。文字の意味と色が一致しない時に矛盾が発生されて、被験者の反応が遅くなります。また、文字の意味、それとも文字の色、どれがもっと言いにくかったですか?おそらく文字の色ですね。したがって、この実験からもう一つ分かることは、私たちの視覚は曖昧なもの(色はスペクトラムだと考えれば少し曖昧じゃないですか?)、より分かりやすいもの(例えば文字の形)に集中しやすいのではないかと思います。

実は、言語内だけでなく、言語間の「バイリンガルストループ」や「言語間ストループ」テストも存在します。このストループテストは2言語話者(各言語の能力水準はそれぞれ)を対象にしています。このような研究から、単言語話者よりも1つ以上の言語を高い能力で話せる人の方がストループテストにおける矛盾的な刺激の影響が低くて(衝動制御力が高いってこと)、被験者の反応時間はより早いだと言われています。別の投稿で、このような多言語能力を伴う認知的利点や脳科学的な側面(精神言語学)についても書こうと思います。


言語と視覚で実験?!ストループ効果(心理言語学)



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